霊南坂教会

帰国した次の日の霊南坂教会での練習は9時-15時だったので、丸ノ内線と銀座線のラッシュアワーをしっかり体験して日本時間を体に刻み付けた…というのは、冗談のようで冗談ではありませんでした。

お昼にはサントリーホールの前あたりの広場で、お日様に当たりながらOLのみなさんに混じってお弁当を広げていると、「おとといベルギーにいたなんて」という気分になりました。

30分のランチタイムコンサートに6時間弱の練習をさせてもらえたので、今回はレジストレーションも自分でやる練習ができ、楽しく弾けそうな予感が生まれました。

10月23日(水)の演奏会当日は、もみくちゃにされないように10時過ぎに到着する予定で行ったら、東西線と南北線を間違えて遠回りしてしまいました(真逆!)。名前が似てるなあ。似てないか。

気を取り直すためにコーヒーをテイクアウトして坂を上り、教会へ。

事務室の方がてきぱきと鍵を渡して下さり、同時に曲目のチラシの最終チェックをして、すぐに練習していると、牧師先生がごあいさつに見えた。コンサートが始まる時の、カリヨンが二つ鳴ることなどの合図の説明があり、また練習していると、今度はもっと若い牧師先生がごあいさつして下さった。彼のお母様と私は「ヴァーチャルなお知り合いである」ということだそうでした!そのまままた練習していると、こんどは霊南坂のオルガニストのMさんからの電話のメッセージを事務所の方が伝えに来てくれる。そのつぎに別の牧師先生がこんどは「先にお礼させて下さいね」と封筒を持っていらっしゃった…。



この教会ではいったい何人の人がオルガニストの面倒をみてくれるのだろう!




と、30分だけしか弾かないのに、至れり尽くせりというか、本当に印象に残ったので、ここの部分の詳細は日記には書いてないのですが、ひと月半たった今でも思い出します。




気がついたら練習終了時間ぎりぎりになっており、静かに脇の椅子に座って準備しました。

この日のひとつ懸念は、まだせきが少し出るので、弾きながら咳が出たらすぐにアメを食べられるようにしておく、ということでした。のど飴をふたつ、個別包装から出して、鍵盤の横に隠しました。

目立たないように隠したのは、この教会ではオルガンの演奏台が、会衆席(この日は客席)のすぐそばの前の方なので、背中からですが皆さん弾いているところが見えるようになっているからです。普段は弾いているところは全く見えないことが多いので、水でもアメでも置いておけるのですが、こういう日に限って、咳が出たりして…

と思ったけれど、一度も出ずに終えることが出来ました。


曲目は、コルネ、トリオソナタの3番3楽章、モーツァルト、マイイでした。


終了後には中学の同窓生が4人も会社の昼休みを利用して来てくれていました。
みんなの顔の下には「紺色の制服」の図しか記憶にないのに、ちゃんと背広やスーツを着て、

「みんな立派になって…」

と一瞬感動ししてしまいました。
特に、見た目が変わっていない人がふたりいて、本当にすごい、この30ン年間というのは長かったのか短かったのか…くらくらするような気分でした。

そのあと、先ほど息子さんにお目にかかった、「ヴァーチャルな」お知り合いの女性ご本人も来て下さっていて、生でお会いすることもできたし、夏の終わりにベルギーでお会いした秋田の方も、ご高齢を押して聴きに来て下さった。「わざわざ来て下さった」という方がなにしろたくさんいらして、本当に心が熱くなりました。

高校の同級生でマッサージの仕事をしている友人と、オルガン修業時代にプライベートで秋元門下だった友人とも再会できて、わたしの両親も一緒にランチに行きましたが、あの、サントリー・ホールなどのある赤坂の界隈は高層ビルが「東京らしい」とも言えるし、道を行く人の5人にひとり?ぐらい外国の人がいるので「日本じゃないみたい」とも言える、不思議な空気です。

それで、ご飯を食べているそのすぐ横に、初老の外国人男性がイタリア語で喋りながらふたりのイタ男(いきなり上から目線…)とお茶していたのも、適当に見逃していたのですが、実はそれが日本では非常に有名な、サッカーのザッケリーニ監督だったということで、朝は少し具合の悪かった母も、オルガンで元気になったのか監督の渋い笑顔が素晴らしかったからか、はたまたその両方か、「頑張って下さい!」と声をかけたというから楽しいサプライズでした。


私の勤めているベルギーの教会でも、月曜お昼の演奏会を14年やっているので、最近ではお昼でも集中して弾けるようになったし(夜の方が集中しやすいことは確かですが)、こうしてお昼を食べてのんびりした気分になったあと、まだ帰宅するのにも外は明るいし、弾く方も聴く方も気軽で楽しくて良いな、と思います。

このようなシリーズは続ければ続けるほど教会にもスタッフにも負担は大きくなって行く部分もありますが、霊南坂教会、ランチタイム・オルガンコンサートの「老舗」の風格でした。かなり大勢のみなさんが協力体制でやっていらっしゃるから、こうして「気軽な」感じで続いていっているのだなと私には良くわかりました。

音楽を介した出会いの場を教会が作っていることが素晴らしいと思いました。
これからも長く、ずっと続いて行きますように!!

伝統あるチャペルコンサートで弾かせていただき、どうもありがとうございました!


(84年会のみなさん聴きに来て下さってありがとうございました!)
霊南坂
(こうして見ると皆さんタイなしですね!コンサートだからはずしたのかな?それとも今は冬以外ネクタイはしないのでしょうか。)







来年の手帳…
ベルギーの月曜日コンサートのあとランチしながら、今日は2014年企画のブレイン・ストーミングでした。
新しい手帳は昨年の2倍の大きさで、「ほぼ日手帳のカズンサイズ」というものなので、かばんに今年のと来年のを入れていると、思わず昔赤ちゃんをぶらさげていたのを思い出すような重さだけど、新しくて嬉しいので大丈夫でした(理由になってない!?)紙が白い〜。何も書いてない〜。来年もこれが埋まるのか〜。

プレゼント、引き続き…
昨日のブログをお読みになっていない方も、どうぞメロフォ–ンのプレゼント企画、今週いっぱいですので、読んで応募してしてみて下さい〜!お返事が到着し始めて、こちらもわくわくしております
関連記事
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。