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戦争をできない世界がほしい

パリで11月13日にあったテロの犠牲者の方たちのことを考えると、
何も書きたくなくなってしまいます。
まず、ご家族、ご友人の方たちにお悔やみ申し上げます。

ベルギーにそのテロの首謀者が在住していたということで、
その次の週はブリュッセルが日本でもニュースになり、
心配し、祈ってくださる皆さんに、心から感謝します。

個人的な見解であることを前置きした上で、
どういう気持ちで毎日を過ごしているか近況を説明できたらと思い、
現時点での、私の考えを書きます。はっきりしているのは次の3点。


ーーーーー

その1。
言いたいことがある人々・グループが、なんらかの理由で
正当な方法では発言できないため
最後の手段として行うものがテロである

その2。
テロは武器が必要であり、武器の調達は
テロとは無関係の人々・グループからもおこなわれる

その3。
ネット時代で世界は隣村のように近くなっている、
ような気にさせられる

ーーーーー

ブリュッセルのメトロが止まりお店を閉めるように勧告が出た11月21日は土曜日でした。
日曜日22日もその状態は続き、夜になると情報も流さないように勧告が出ました。

ちらちらツイッターで最新情報をチェックしながら土日の仕事をしていた私からすれば、
突然、わけのわからない猫のツイートがあちこちから出てきたので
「なんなんだこの国の人は。」
とおどろきあきれわらいころげ、夜中まで怖い思いをせずに済んだのでしたが、
夜中0時半の警察庁の記者会見を見て思ったのは、
誰かの・あるいは何かのしっぽをつかんだのであろう、ということです。

しかしながらテロなのですから、それだけでは解決にはなりませんし、
ベルギーという小国は、俺が解決するんだ!というヒーローの習性は皆無な国です。
ただただ、ベルギーが「事態に対して真面目に応対する」ということが
世界に示されることが先決だった。

そして「犠牲者は出せない」。

昨日23日月曜日には
大学も小中高校も閉鎖されましたが、
それはテロの標的になることを防ぐためと、
警察と軍隊の手を捜査に集中させる必要があったからです。
詳細は知りませんが兵役が無くなって20年のベルギーに、
そこまで人の手はありません。

恐れられているのはパリでのテロの自爆行為、こちらでは悲しいことに
カミカゼ、と日本語そのままの仏語表現なのですが、
それがリモコンで行われたのかもしれないと言われていることです。

そのことがばれたら自爆は自爆じゃなかったということで
テロの「真の首謀者」あるいは手引き者の存在が明らかになるため、
ベルギーに潜んでいるとされる表向きの首謀者の男を現在探しているのですが、
自爆した人の実兄であるその男は逮捕されたとしても
口を塞がれる可能性が非常に高い。

たしかにインターネットですぐに誰がなにをしたかわかるようになっている、
ようにみえる現代社会ですが、
実際に手を下した人しか、写真に撮ってみせることはできません。
実際に手を下したと言われていても氷山の一角であり、
だいいちその写真が一体何の役に立つと言うのでしょうか、今回のような事態においては?

からくりは精密にできているようです。
だからわたしたちのような一般人にはなにがなんだかわからない。
考えることがないのが一番不安なので、
「誰が悪いのか」考えたい心理になります。

でも下らないことを考えるより猫の写真をツイートしてればいいじゃん
というふうになったところがさすがシュールなベルギー人、ですが、
その中でも「テロと戦うにゃん!」
というノリだったものが結局は一番「戦う」土俵に上がることを拒否する、
その行為じたいを真に受けない心理を表したものに見えました。

仏オランド大統領にとっては武器を輸出することと
テロリストと戦うことの利害関係が一致しているから
「これは戦争状態ですっ!」と声を荒げていればよいのかもしれないですが、
ベルギーではテリトリー内で武器の売買が行われすぎていることを
後悔しなければいけない時が来たのだと思います。

なぜ相手は武装しなければならなかったか、
ということを考えるのに、
銃口を向けられてからでは遅い。

ベルギー人がそのくらいのことはわかっているであろうことを
期待するのみです。

ほんとうはみんなわかっているのだから。
戦争で儲けたい、得をしたい、いろいろちゃらにしたい人たちがいることを。
どこの国民であろうと、若い人たちが武器によって大量に死ぬ世界の存続を
なぜ私も含めたおとなが許容しているのか。

テロは戦争じゃないです。
戦争をできない世界が欲しい。

パリのテロのあとブリュッセルの天候の変化もあり、ひどい風邪をひいてしまい熱を出していたら、11月の後半は空白のような日々となりつつあります。自分の生活や仕事の効率について考えることはお休みにしたほうがよさそうです。今週の週末はアドヴェントが始まります。自分たちが購買の楽しみやお祭り騒ぎをする楽しみを減らしても、まともな生活を出来ないでいる中東の問題を直視する機会になるようにできたら、それは素晴らしいアドヴェントになると信じたい。インターネットではそこで起きていることを見たくなければ「フォローするのをやめる」ことができます。すぐに見ようと思えば見られるけど見ない。それは残酷なことです。変化するときがきているのだ、というのがアドヴェント本来のメッセージで、そういう意味ではできることはいくらでもあります。
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