新しい季節

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(Photo par Madeleine Zeller)



昨年冬に、毎日ブログ更新計画として「アドヴェントカレンダー」シリーズを書いたのですが、

やはりその白眉となったのは、

12月22日に生まれた友人夫妻の次女の記事

今振り返っても、クリスマスを待っている中で新生児を抱いて来たというのは、なんとも感動でした。


その友人とは、夫と私がこつこつ録音しているCDのほとんどを録音してくれている、モスクワ出身のアナ。

ベルギーに来てからは、録音技師の仕事をしながら、リエージュ音楽院でピアノ専攻に入り直して、

こどものころから弾いていたというピアノのディプロマを取得し、旦那様ともそこで知り合い、

長男が生まれ、年子で次女が誕生。

昨年9月ドイツ・アンスバッハで行った、トリオソナタCD第4弾の録音には、大きなお腹で(5ヶ月)6時間の道のりを駆けつけてくれ(?)、ということは、お腹でこのト長調のプログラムを


実は全部聴いて知っている


アナスタシアちゃんの、



名付け親になってほしいとたのまれたとき…



ちょっと表現できないぐらい感動してしまったのでした。



感動、感動って、同じ言葉しか出て来ないのが残念なのですが、



友達とはいえ、他人の、赤ちゃんと「つながっていく」ということの大きさが他に表現できるでしょうか?



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イタリア人とベルギー人の「ハーフ」(といういいかたはベルギーにはないが)であるパパと、

生粋のロシア人のママ、

これまた100%日本人の名付け親。

つまり、パパはカトリック、ママはロシア正教、私はプロテスタントということで、

「実はブリュッセルに来てから教会には行っていない」夫妻からしてみれば、洗礼式ってしなくてもいいよね?

という気分もあったはずなのですが、私がかかわることで「やろう!」という気分に一気になり、

ドミニコ会神父でアーティスト担当のアラン神父にお願いして、

アナスタシアちゃんは「エキュメニカルな方式」で小さな洗礼の式をしてもらったのでした。

文化や習慣の違いが拮抗しているこの街で幸せに健康に大きく成長できるように。

周りの私たちも、私たちの社会も、弱者や「よそもの」にもっと優しいものになれるように。

「洗礼式」という形を取っていても、「より深くつながろう」と決めたわたしたちには新しい挑戦なのかもしれません。


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式の前には私はトリオソナタ第6番ト長調の第一楽章を弾きました。


アナスタシアちゃんは絶対この曲を知っていると思うからです。


アナも(初めて)オルガンで、チャイコフスキーの小さなピアノ曲を弾きました。


一体何なのかわからないけれど、わたしたちふたつの家族は一緒に洗礼式の時間を過ごして、
限りなく幸福でした。

そして、娘が6ヶ月のとき、日本で幼児洗礼をしてもらった時のことを思い出しました。

あのときも、この日も、赤ちゃんはじっと澄んだ目でみんなを見つめるばかりで、

洗礼式をしたかったのは大人です。

わたしたちのために洗礼式をしたんだな、わたしたちが幸福を探しているから必要だったんだと、

改めて感じました。


娘も気がつけば18になり、音楽の道に進む事になり、音大の先生にも認めてもらえて、
ことしは6月の高校の卒業試験、9月の入試、と、どんどん自分の道へ出て行きます。

私がロンドンへ行った20歳のころから、自分も突っ走って来たと思いますが

突っ走っているあいだの焦燥感。

突っ走った果てに何が待っているか、見たいという枯渇感。

どちらかというと「辛い」感情であるにもかかわらず、

私が手放したくないものはそれなんだ、と、娘とアナスタシアちゃんを見ながら再確認しました。


アナスタシアという名前は「復活」を意味するギリシャ語から来ているそうです。


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習慣が向こうからやって来た…
かえる君の出番を待つまでもなく、寝る前に「6時に起きてお弁当を作ろう。」と思えば、
次の日起きられるようになった。これは習慣付けの効用なのではないか、と私は思うのでした。
つまり、目覚ましをかけて、それで頑張って起きる、
それは習慣付けではあるが、真の意味で習慣ではない。
今では、「明日XXを使って、お弁当を作ろう」と思うだけで、
それが楽しみで6時に起きられる。
それどころか、幾度かは4時半に目が覚め、いくらなんでも早いので寝直して、
それでもちゃんと6時に目が覚めた。
更に言うなら、お弁当を作るのが楽しいというよりお弁当箱に詰めるのが楽しい。
試しに始めたインスタグラムに写真がたまったので「楽しんでるな〜」というのを見たい方は見て下さいね
(注:匿名的なのが楽しくて、ねことかオルガンとか何でもありになってしまっています)
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