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アドヴェントカレンダー1日目

待降節、クリスマスを待つ、という季節が始まりました。

12月の1日から24日まで、毎日扉を開けるとお菓子が出て来るような「アドヴェント・カレンダー」というものがチョコレート屋さんには並んでいます。

夕方4時半にはもう暗くなってしまう12月ですが、通りのキラキラ光るクリスマス飾りは「もうすぐクリスマスなんだな」と思わせてくれて、暗くなるのも悪くない気分になります。

家では一枚の布に24個のポケットを縫い付けた「家庭用アドヴェント・カレンダー」を娘が小さかったときに手縫いで作ったのですが、ほぼ使い捨てのつもりで気軽に作ったのに「今年も出そう。」と家族が毎年言い続けるため、既に10年ぐらい使っていて、いまではぼろぼろ…でも今年も現役でポケットに小さいプレゼントを3人で回り持ちで隠し、じゅんばんこに中身を開けるのをたのしみに朝起きます。


………


というと、なんか良い話、なのだけど、24個のポケットにものを隠すのは思ったより大変で、今年は12月1日にコンサートだったため、実は、明日やっと出して来て中身を入れるという、ていたらく。

そうならないように、12月1日はうちの家族でない人が弾くようにお願いしてあったのに、そのオルガニストの人は秋に肘を骨折してしまい、未だにリハビリ中ということで、急遽私たちが弾く事になったのでした。

待降節にアドヴェントカレンダーを開けてクリスマスまで毎日わくわく楽しく過ごす、というのは実は「コインの表の図柄」。その「コインの裏の図柄」は「準備して待ち受けなさいよ!」というメッセージ。バッハのWachet auf「起きよと声が聞こえ」の有名なコラール前奏曲の話や、「明かり用の油を準備して、起きて主人を待っていた奥さんとなんにも準備しないで眠り込んでいた奥さん」の話など、「時が来たときのための準備をすること」についての聖書の箇所はおどろくほどたくさんあり、クリスマス前の教会で、特によく読まれます。

キリスト教徒かどうか関係なく、お祭りとしてのクリスマスの準備をすること、年末年始、精神的に整えたい気持ちになること、別にそういうきまりがあるわけでもないのになぜそうするのかなと考えると、不思議な気もします。

月の満ち欠けの「総決算」みたいなものが関係していてキリスト教の国ではクリスマスの暦と合うものがあったということか…


前置きが長くなりましたが、アドヴェントにちなんで「いいな」「なにかの準備みたいだな」という話を毎日少しだけ書いてみようかなと思いついたので、ももよオルガン・ジャーナル・ヴァージョンでカレンダー1日目のはなしを書きます





今日のランディ・ドルグ・コンサートには、日本からのお客様が5人いらっしゃいました。

ベルギーに引っ越して来たらしい、お子さんふたりを連れた若いお母さんと、海外旅行中のそのご家族の女性ふたり。

オルガンを聴いている間じゅうおりこうに眠っていた乳母車の中の小さな男の子は、演奏会のあと、目を覚ましてもじもじしていたのですが、そのお母様が「ヴァイオリンを弾きます」という言葉を発したとたんに

「〜君ね、ヴァイオリンあるの!」

と、私に大きな声で言うのです。お母様が音楽がお好きで、2歳の男の子もヴァイオリンが好きということが明らかでした。乳母車にお兄ちゃん、だっこ紐に赤ちゃんと、ひとりで二人のお子さんを連れて、寒い中、わざわざ演奏会に足を運んでくれたこと、私はとても感動しました。これからのベルギー滞在中にまたお会い出来たら、この次はお兄ちゃんにオルガン台を見せてあげよう!と思いました。聴きに来て下さってありがとうございました(もしブログを読んでいたら、ぜひメッセージなどして下さい!私が弾く回のあとで、ミニ見学を企画しましょう!)。

そのあとで、数年前にイギリスに帰国した、ランディ・ドルグの常連さんの初老のSさんが、ブリュッセルに1週間だけ遊びに来ていて、聴きに来てくれていたので、再会を祝って、これまたランディ・ドルグの常連さんが開店したティエリーのカフェでぺちゃくちゃお喋り。イギリスの女の人と会うと、イギリスの話ばかり、ふだんの2倍の早口で喋ってしまう私。夫に「良く喋るね…ひとことも口はさめなかった…」と引かれてしまったぐらいべらべら喋って、ふと

「どうして、Sさんってそんなにオルガンが好きなわけ。趣味はビオラと合唱でしょ。」

と訊いてみたら、

「母がオルガンを弾いていたから。」

と、話し出して、お母さんは第一次大戦後、プロのピアニストになりたかったけど、そういうのが出来る時代ではなく、日曜日にオルガンを弾き子供の音楽教師になったのが悔しく悲しかったため、結婚して、一切鍵盤楽器を封印してしまったこと、Sさんは小さい頃からオルガンに魅了されて習いたいと何回言ったかわからないけれどお母さんは習わせてくれなかったこと…気がついたらSさんはコーヒーカップの上に涙を落としていました。

「いまでも、弾きたかった、って思っているんだ。」

と私は気がついて、手帳に入れている小さなカードに、

「トークン/オルガンレッスン無料券、3回分。」

と、ちぎって使えるようなのを書いて、あげたら、

……








やっぱり、








もっと泣かせてしまったのでした。







でも、これで、また、こっちに来たときは会えるよね。



ランディドルグ演奏会に来て下さる方とは顔しかわからない人もいっぱいいますが、



私はもっとちゃんと、ひとりひとりとつながって行く、と決めたのです。



弾くだけじゃなくて、もっと。



Sさん、悲しまないで!オルガン、弾こうよ!!!!一緒にやりましょっっ!!!!



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12月初日…
今日は音楽を好きな、可愛い子供とお母さんに出会い、それからSさんのお母さんとオルガンの話を聞いたので、私はそれが同じ日の出来事だったのが不思議でした。オルガンを自分は何で弾いているのかなと思ったこともありますが(他の仕事をしたいと思ったこともあるのに)、いまは、「私はオルガンを『弾かせてもらって』いるんだな」という気持ちです。そして、お母さんが好きだった音楽を介して、子供もお母さんへの愛をたしかめているのかもしれないと思いました。

早起き…
先週は7日間のうち5日も、なんと6時きっかり起きでした。冬は7時より早いのは無理と思ったのに…
でも理由がちゃんとあります。娘が財布をなくし(ここに書いたってこと秘密ね、娘に怒られる〜!)、昼の買い食いが出来ないため、別に頼まれてもいないけどお弁当を作りたくて起きてしまったのでした。娘はもう自分でも作れるのに、勝手に作ったのです、はい。寝てても良かったのに、「あれとあれで作れるな〜」と思ったら起きちゃってました。謎ですね、人って。
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