「現代もの」とは

「モダン・ジャズ」や「モダン・バレエ」という言い方は、よく聞きます。
これは「そういうジャンル」がある、ということだと私は思っているのですが、どうでしょうか。

ジャズなら、20年前に書かれたものであろうが今夜即興で演奏されるものであろうが、そういう様式にのっとっていれば、「モダンジャズ」。

ところが、クラシックの場合、「モダン」が言葉の意味のまま、使われているところがあって、
英語のmodernや仏語のmoderneな作品、という時、それは「コンテンポラリーな作品」と同義で、

「現代の作品」。

現代とは、いつか?

それは「今」のことです。

「今日」のこと。

今日の次の日になったら、また今日になる。その次の日になって、また今日になる…

…という状態が、クラシックの場合、20世紀なかばからずーっと続いているのではないか、という気がするのですが、一体どうなのでしょう。

つまり、「現代もの」とは「モダン・クラシック」と訳せるのですが、そういう呼び名もなければ、「モダン・クラシック様式」という形式が存在するともいえない。

ジャズやダンスでも、同じモダンでくくる中にもいろいろ種類があるに違いないのですが、私の想像ではクラシックの「現代もの」という呼称に含まれる音楽の種類の膨大なことは、歴史上たぐいまれなのではないか、と思っています。



その中で、

「現代もの」を演奏する、ということ。

一体それは何を意味しているのでしょうか?


それは作曲家が身近にいる場合、作品が出来た時に間髪入れずに譜読みを開始し、音が取れるところから演奏して作曲家に聴いてもらい、作曲家はそこで楽器や状況に合わせて手直ししたり未完成部分を完成させたりし、演奏という実際に聴こえる音のレベルにもっていくことを意味しています。

つまり誰も他に弾いたことがないので、どういう音がするべきなのか、は、まだ作曲家の頭の中にしかないのです。たまにパソコンでこんな風な音楽なんだ、と聴かせてくれる作曲家もいるのですが、これはイメージが台無しになる危険も大きく、やはり実際に楽器を手に取って(歌の場合声に出して)ひとつひとつの音を拾っていく作業を地道に続けることが不可欠です。

それに、作曲家が「こういう音楽なのだ」と説明したよりも、良い音楽にして演奏してみせることが、演奏家には求められています。演奏家は作曲家よりも作品を客観的に見ることが出来るからです。良い音楽とは、「物を語る音楽だ」とすれば、書いてあることをきちんと全部耳で捉えられるように演奏することがまず第一。その音の羅列が耳で捉えられないぐらい速いという作曲時の設定になっている場合でも「細部は聴こえなくてもいいから」という作曲家にはいまだ一度も出会ったことがありません。つまり、どんなに速い音価の音の並んでいる譜面でも、「全部の音、ちゃんと聴こえるように弾いてね。」ということなのです。

「現代もの」を演奏する。

ということはそういうことです。

だから、私は個人的には、

一番小さい音価の部分
↓↓
つまり一番音の速い部分
↓↓
つまり一番混雑している箇所
↓↓
譜面でいえば一番まっくろなところ

を最初に勉強して、そこの演奏のしかたで曲の残りの部分の速度を決めます。速度がいろいろ変わる曲は、そのたびにこれをやります。最後に全部くっつけます。
特に、最後のページからやって、前に戻って来ると、作品の形がよくわかります。そんなふうに、とにかく音とリズムと心拍を正しく読むことをやっていると、曲の性格もだんだんわかってきます。


高いビルの、まず上まで行って、それからゆっくり順々に降りて来ると形と大きさが把握できる、ということにも似ているし、

グーグルマップで検索するときにまず国全体を見て、次に県で見て、あと市で見て、最後に道で見るようなものでもあります。


クラシックの「現代もの」とは、「行ったことがない場所」のことなのかもしれません。



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追記。
習慣付け、6日目…
9/30(月)、なんとかクリア〜(息も絶え絶え…)
今日は朝辛かったです!うわあ疲れてます朝!
それにこれも更年期の症状でよくあるある、と聞いたのですが(シツコク更年期すみません)、首を締められてるみたい!息苦しい!だから気がついたら息を詰めていて、肩が凝っちゃいそうです。この苦しいのはパソコンに向かっている時一番すごいです。なぜなんだ〜??朝疲れてうまく書けなかったので続きは夜書きました。ブログアップは夜はしないように習慣づけたいのですが…。

写真はどうするのか…
このブログはまだ日が浅いため、写真をアップしようとして何回も失敗…。ちょうどいい写真のサイズにあらかじめ調整しておかないといけないのかな?と、いうわけでまた字だけのブログですみません〜。現代ものの話はちょっとわかりにくかったでしすよね?それに「クラシックの現代ものはわかりにくい音楽だなあ」と思うことも多いと思うのですが「わかりにくく演奏している人も多い」という気もします。(わかりにくく作曲してある作品も、たまにあります)そのへんがわかりやすくなるような譜面の写真を一部載せたかったんですけどね〜〜またこの次、頑張って画像やってみます。

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